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里子に出す注意事項 | 里親になる注意事項 |
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里親詐欺 | 命を預かるという心構え |
迎えに来てもらうのは危険? | 費用について |
輸送での引き渡しは危険? | 健康状態 |
焦って里親募集するのは危険? | 里子とのお見合い |
複数匹一度に里親募集は危険? | 引き取り後の連絡 |
未成年者の依頼は危険? | |
里子に出す前に最低限のケア |
里子に出す注意事項
大切なペットを里子に出すのは、非常につらいことです。
その大切なペットを大切に育ててもらえる里親様を探さなければいけません。
里子に出さなければいけない状況は、急遽決まることが多いと思います。
その急遽という状況に隙ができやすいのです。
里親詐欺
里親詐欺というのをご存知でしょうか?
ネットの普及に伴い、犬猫(他)を里親になると偽って、騙して引き取り、実験動物取扱業者や繁殖業者などに売り渡すことや転売、虐待などを目的とすることです。
このような「里親詐欺」の被害が増えています。
そのため、里親詐欺の知識を持っていない一般の人や、個人活動家の人が被害に合う事例が増えています。
FacebookなどのSNSでも多くの里親募集・里子募集などを見ますが、その中でも「この人に里親になってもらってはいけない!」などの声が多くみられます。
せっかく幸せになって欲しい為に里親をお願いするわけですから、一匹たりとも被害に合わせたくありません。
そのために、里子にだすことになってしまった飼い主さんは細心の注意をお願いします。
迎えに来てもらうのは危険?
里子を引き取りに来てくれる。
すごく助かります。
なぜなら忙しいや、何かの事情があって里子に出さなければいけなくなったため、引き取りに来てくれるのは非常に助かります。
ですが、引き取りに来てくれるということは、里親になってくれる方の生活環境・飼育環境が分からないということです。
もし、引き取りに来てくれる人が見た目、話方がすごく丁寧でも、飼育環境が悪い・転売する場合どうしますか?
愛するペットを安心して預けることができますか?
遠い人、忙しい場合里親になっていただける人のご自宅まで伺うのは非常に難しいかもしれません。
だからと言って、信用できそうな人だからというだけで里親をお願いするのは危険です。
さらに、里親詐欺をする人は信用して貰い易くするために、言葉も巧みで、清潔にしていることが多いです。
対処法は、近隣での里親募集をし、飼育環境を確認させてもらうことや、
自ら受け渡しに行くことをお勧めします。
住所もでたらめの場合、一度渡してしまったら取り戻せなくなってしまいます。
輸送での引き渡しは危険!
ペットを輸送での引き渡しは危険がいっぱいです。
まず、ペットにとっても非常にストレスとなります。
海外輸入などで、傷ついたペットをご覧になったことがある人は想像しやすいと思います。
ペットにとってもストレスとなりやすく、体調を壊すことがあります。
また、引き取りに来てくれることの危険と同様ですが、里親になっていただける人の生活環境や、飼育環境が分からないということもあります。
そのため、一番被害となりやすいのが、この輸送引き渡しです。
この輸送での引き渡しは、里親詐欺から狙われやすいのです。
輸送費だけで、済むため自分(もしくは代理人)が引き取りにいなかなくても良い為です。
引き取りに来てくれる危険性で説明したように、
対処法は、近隣での里親募集をし、飼育環境を確認させてもらうことや、
自ら受け渡しに行くことをお勧めします。
焦って里親募集をするのは危険
焦っているのが、分かった場合
・簡単に引き渡してくれる
となります。
状況が状況なために、里子にだすわけです。
焦っていることが多いですが、そのような状況であっても、焦っていることが分かりにくい・簡単に引き渡すということではないという注意をしなければいけません。
善意を装い、かわいそうだからすぐに引き取ってあげます。というのは危険です。
何匹でも引き取りますというのと同じで、里親詐欺は何匹でも欲しいのです。
急いでいるから誰でもいい、と受け取られるような表現方法は絶対に避けて、緊急であっても、最後まで責任を持った里親探して、里子に出されるペットのことをよく考えてあげてください。
複数匹一度に里親募集は危険?
里親詐欺はお金のためだましとるのです。
数匹を一度に引き取ることができるのであれば、効率が良いといえます。
里親詐欺は、何匹でも引き取ると言うでしょう。
心理をついて、
「兄弟なのに、引き離すのはかわいそうだから」
「1匹も2匹も同じ」
など善意の心優しい人間のようなことを平気で言います。
2匹いっしょに引き取って欲しいと書くこと自体は問題ありませんが、
ターゲットとなる危険性は高くなります。
その後のやり取りで里子にでるペットの為になるかどうかをキチンと判断してあげてください。
未成年者の依頼は危険
相手が未成年だと分かれば、簡単にだませると思われてしまうしまいます。
未成年の場合年齢を記載して、募集サイトなどに投稿するのは危険です。
また、その他にも、里親詐欺だけではなく未成年ということで別の事件に発展する場合も考えられます。
未成年であるということを記載せず、さらには、親や年上の人と相談して投稿するようにしてください。
ペットのことだけではなく、自分の身も守らなければいけません。
里子に出す前に最低限のケア
里親詐欺について多く記載しましたが、里子をだす場合も飼い主として最低限のマナーを守らなければいけません。
大切なペットを引き取っていただける里親様にできる限りの配慮をすることが大切です。
そのためには、飼っているペットの飼育環境、ペットの性格、里親さんに合わない場合の対応方法提案、検査内容、予防内容など詳しく準備しておくことが大切です。
募集投稿サイトに詳しく書きすぎると里親詐欺の被害にあう確率も増えるので、連絡を取り始めて徐徐に詳しく説明しましょう。
特に珍しい動物の場合、知識のない人に里親になってもらわなければいけない場合もあります。
そのためにも、大切な里子を幸せにしてもらうために詳しく説明するのは飼い主としての義務です。
犬猫に限らず説明を怠ること、予防接種などが出来ていないため後ほどトラブルになることがあります。
里子に出す人はワクチン・狂犬病予防接種・避妊・去勢手術代について請求することが可能ですが、お願いするにあたり、後ほどトラブルとならないように、里親になっていただく方と話し合うことが大切です。
里親になる注意事項
命を預かるという心構え
ペットを飼うということには責任が伴います。
愛護動物を粗末にすると、動物愛護法により罰せられます。
ペットを飼うということは、動物が好きだからというだけでは、ペットをし合わせにできるとは限りません。
飼う、ペットの種類、性格、性質などを理解し、大切な命を「飼う」ということを考えなければいけません。
可愛そうだから、飼いたいと思っていたから里子を引き取るという安易な考え方はやめてください。
可愛がってあげることは当然ですが、飼育できる環境が維持できるというのも飼い主の務めです。
費用について
費用についてはもっともトラブルが多いことの一つです。
里子にだす飼い主は、ワクチン・狂犬病予防接種・避妊・去勢手術代を請求することができます。
ボランティア団体の場合は、予防接種など済んだ状態でのお渡しや、請求をすることを明記していることがほとんどです。
ですが、個人でのやり取りとなると話し合いでキチンと確認しておくことが必要です。
里子を譲りうけたあとに、高額な請求をされる場合もあります。
交通費なども最初に確認して、双方納得のいく里子・里親の関係を築いてください。
健康状態
ボランティア団体などの場合は、動物病院で健康診断をしてから里親募集・里子にだすようにしています。
ですが、個人募集の場合は注意が必要です。
後でトラブルにならないように健康診断書を提示てしもらったほうが良いでしょう。
里親になってから、何かの病気や、先天性の疾患がある場合ペットの治療費の負担があります。
ペット保険に加入するのも良いですが、
トラブルとならないように最初に確認して
納得したうえで里親になるほうが良いでしょう。
里子とのお見合い
成体の場合、相性が悪い場合もあります。
また、本当に飼育できるかを見極めることも大切です。
そのため、里子に出していただける飼い主様に了承を得て、飼育するお試し期間(里子とのお見合い)をお勧めします。
ボランティア団体の場合ほとんどの団体で、この期間を設けています。
動物の種類によって、お見合い期間を変えてみるのも良いでしょう。
できれば、一ヶ月程度のお試し期間があると安心できるでしょう。
引き取り後の連絡
里子に出す人によっては、心配なため連絡を欲しいという人もいます。
また、逆に連絡がくると、思い出したり、忙しかったりで迷惑になる場合があります。
連絡をしたほうがいいのか、する場合は、
どれぐらいの頻度で連絡をすればいいのか?
最初の一ヶ月だけ連絡するのか?
また、連絡をしたくない場合もしたくない理由を説明するなどし、
あとでトラブルにならないように最初に確認しておくことが大切です。